社内営業と企業風土の不思議な関係

■社内営業と社内コミュニケーション

コミュニケーションの基本は会う事だとよく言います。ですから、営業はとにかく外に出て1件でも多く訪問して見込み客なりお客様に会うように言われる事は多い気がします。

一方でお客様と商談した際に納期短縮などの依頼があり、社内スタッフとの調整が必要になった場合、仲の良いまたは依頼しやすい部門、スタッフであればいいのですが普段あまり接点がなく自信が持てない場合、商談中にさえない状況になり結果的にお客様の要望にスピード、内容とも十分に応えられない事もよくある気がします。

すると、やはり社内営業しないと駄目か・・・気が重いな。となりそうですが、そんな重たい気分にならずに、これを一気に解決する方法があるのですが、以外な事に実践している人は少ないように思います。

それは営業マンが、なるべく内線をしないでスタッフに会いに行くという行動です。

■営業が内線をしないでスタッフに会いに行く効果

コミュニケーションの基本は会う事ですから内線電話をしないで、スタッフと面と向かって会うようにすると仲良くなれ、社内手配がスムーズになり作業が捗ります。

仮に会いに行ったスタッフが外出などでいない場合でも来た旨を机にメモで置いておけば、後で連絡をくれるものです。しかも、わざわざ来てくれたのに申し訳ない的な形で依頼事項に入れるので、頼みたい事にスムーズに入れます。

更に目的以外の人とついでに一言二言話して普段からコミュニケーションを取っておくと、いざ依頼したい事が出来た時に頼みやすくなります。

また、顔を見るとそういえばという感じで色々思い出したり、逆に相手が思い出して早めに情報がもらえたりもします。本当にいい事ずくめなのです。

お客様にはとにかく会いに行こうとするのに、何故かスタッフへの手配は内線電話で済ませようとする営業マンは意外に多いような気がします。

なぜ、何分もかからない社内にいるスタッフに会いに行く時間を惜しんで、結果的に思ったように伝わらず、時間をロスしたり伝達ミスが起こってトラブルに至り、火消しの解消に時間を費やす事になるなど時間的にも精神的にも逆の結果を招き寄せようとするのでしょうか?

出来る営業マンは普通の事として無意識かもしれませんが、スタッフにも積極的に会いに行っているものです。

御社の営業部門は頻繁に社内スタッフ部門へ出向いて話をされているでしょうか?

普段から会話をしていれば、いざ仕事となった時でも頼みやすくなるのは当たり前のことではあります。

ただ、この頼みやすくなるは非常に重要で、御社の営業部門が全員この行動をすると確実に社内の雰囲気は変わります。

そして、社内の協力体制は確実に強固なものになり、習慣になった時には優れた企業風土となります。

企業風土という大きな目標も、社内営業というどこか後ろ向きな悩みも内線の扱い方ひとつで変わっていくものです。

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「営業改善」代表:黒田昭彦

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