新規開拓は秋が絶好機!営業が動くべき理由と成功のポイント

こんにちは。営業コンサルタントの黒田です。

今回は「新規開拓のベストタイミング」についてお話しします。
結論から言えば、新規開拓に最も適しているのは 9月〜11月の秋 です。
なぜこの時期が絶好機なのか?その理由を分かりやすく解説します。


新規開拓が進まない本当の理由

企業の業績拡大には新規開拓が欠かせません。
しかし、現実には「新規開拓が思うように進まない」という企業様が多いのも事実です。

その理由はシンプルです。
営業が 既存顧客の対応に追われ、新規開拓の時間を捻出できない からです。

さらに、アポイントが取れない、課題が見えない、予算が分からない…といった「新規開拓ならではの壁」もあります。


秋が絶好機である3つの理由

では、なぜ秋(9〜11月)がチャンスなのでしょうか?
背景には、日本企業の「年度サイクル」が関係しています。

1. 来年度予算の検討時期に入る

日本では3月決算の企業が多く、9月〜11月は 翌年度の予算計画を検討する時期 です。
営業部門だけでなく、購買部門や事業部門も「来年は何に投資するか」を考えています。

2. 課題を聞き出せる絶好のタイミング

普段は「忙しい」「予算が決まっている」と断られがちな担当者も、この時期だけは 企画検討の真っ最中
外部からの提案を受け入れやすく、「ちょうど相談したいと思っていた」と歓迎されるケースも多いのです。

3. アポイント・提案の成功率が上がる

新規開拓で最大の壁は「アポが取れない」「課題が分からない」こと。
ところが今は、担当者が自ら課題を話してくれ、予算の方向性まで教えてくれる──
1年に一度だけ、全てがクリアになる時期 なのです。


今年のチャンスを逃さないために

既存顧客なら「来年の課題は〇〇だから提案してほしい」と直接相談が来ることもあります。
一方、新規開拓先にはまだ信頼関係がありません。

だからこそ、今のタイミングで訪問し、

  • 「最近は〇〇に関連するご提案が多いのですが、御社の来期に向けた重点テーマは何でしょうか?」
  • 「同業他社では〇〇の投資が増えていますが、御社はいかがでしょう?」

といった形で、課題を引き出す提案型の会話を意識しましょう。


まとめ:動くなら今がベスト

新規開拓はコツコツ積み重ねるしかない活動ですが、タイミングを外せば効率は大きく落ちます。

今は多くの企業が 予算計画の佳境 に入る時期です。
まさに「営業からの提案を喜んで受け入れてくれる」唯一の季節です。

今年こそ、新規開拓を後回しにせず、行動に移してみませんか?

株式会社営業改善
代表取締役
黒田昭彦

・資料
 「営業改善」コンサルティング資料

・書籍
 20日間でマスター 数字が作れる営業研修

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