キャリア教育で一番重要な事とは?

■キャリア教育の講師をして思ったこと

先日、ある小学校でキャリア教育の講師をさせて頂きました。

子供たちに将来の職業に関して考えてもらう未来計画として色々な仕事内容を知ってもらうというものです。

でも、私が将来の仕事を考える上で一番大切にしてもらいたいものは仕事の内容ではなく気持ちでした。どんな気持ちが大切なのかをご一緒に考えて頂ければ幸いです。

私のキャリア教育授業のお題は「セールスプロモーション、マーケティングという仕事の紹介」で、説明文を平易な日本語に変えて、マーケティングの一部であるセールスプロモーションの代表的なツールであるカタログの制作を具体的な事例にして、なるべく面白くなる様にお伝えしました。

一番興味を持って聞いて頂けたのは、マーケティングと言っても皆さんは実はしたことがありますよという段です。

なぜなら学校の文化祭で皆さんは、何をすればみんなに来てもらえるか(市場調査)、どこでやるか(場所の選択=流通施策)、みんなに来てもらう為に作ったチラシの配布やポスターの掲示、当日の呼び込み(セールスプロモーション)をしているので、それはマーケティングですよと説明すると「おっー」という感じでした。

実際、学校の文化祭でした事は好きなので、マーケティングという仕事に興味を持ったと言ってくれた子供さんもいました。

■私が今の仕事を選んだ理由

しかし、私が一番伝えたかった事は、実は私がなぜその仕事を選んだのか、その理由でした。

私がその仕事を選んだ理由は、それが面白そうだった、好きだったからです。

面白そう(興味がある)、好きというと、そんな感情的な、もっと社会的な意義なども考えてと怒られそうですが、私はここが一番重要なポイントだと思うのです。

もちろん私にも、マーケティングは世の中のニーズを汲み取る仕事だし、良い商品・サービスを伝えるものですから、自分の生活を良くする力がある。ひいては社会を良くする仕事であると思い志したという部分はあります。

しかし、その前にもっと根源的なところには、面白そう(興味がある)、好きという感情がありました。

■仕事は人生の半分以上を占めている

よくよく仕事という存在を考えると1日24時間の内、起きている時間の半分以上は仕事をする訳ですから、好きでない事を選ぶと正直とてもつらい事になります。

今の内から自分が何をしている時が楽しく、どんな時に充実しているか、どんな事が好きなのかをメモしたりして知っていく事はとても大切です。

これは大人でも大事な事で、転職やセカンドキャリアを考える際には自分のスキルを棚卸するかと思いますが、自分の価値観を確認する為に自分がやりたい事、好きな事を客観視するのは非常に重要です。

企業で言えばビジョンや企業方針ですが、個人でも生き方の軸、ビジョンがハッキリしていると判断がとても楽です。仕事もプライベートも迷いが少なくなります!

そんなお話を小学生にしてしまったのですが感想文の一つに、これまで将来の事を考えた事はなかったけれど自分が興味のある事、好きな事を意識しながら自分でしっかり活動して、楽しい小学校生活をして将来を決めていきたい。とあったのを見てしびれました。やらして頂いた甲斐がありました。

■現代は大人こそキャリア教育で人生を考える時代

一昔前は、偏差値の高い大学に行って大企業に就職すれば終身雇用で安定・安泰な人生でしたが、現在は違います。

終身雇用ではありませんし、定年から年金支給までの間の対策も必要です。そして、年金問題にもある様に寿命自体も年々伸びているので、セカンドキャリアを考える事は必須になってきています。

先日、キャリアコーディネーターの方とお話しする機会があったのですが、現代は大人こそキャリア教育で人生を考えていかなければと言われて大いに納得でした。

キャリア教育の講師は、社会貢献で頻繁にはと思っていましたが今度は、営業という仕事の紹介でキャリア教育をまたやってみたいなと思った、そんな素敵な1日でした。

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